John Wetton
 (Vocal,Bass)
Mogul Thrash, Renaissance, Family,
King Crimson, Roxy Music, Uriah Heep, U.K., Wishbone Ash, Asia

僕はファミリーとクリムゾンに参加することで初めて、成功を知った―――そしてそれは当時、プログレッシヴロックという名で知られているジャンルの音楽だった。その特徴として、3、4分のアイディアがあったら、それを6分から10分まで引き伸ばすのが一つのスタイルだった。そして生まれる成果も沢山あった。でも70年代も終わりに近づくに従って、プログレという言葉が僕には足かせになってしまった―――ある壁を解体するという理想で始まったものが、全く正反対のものになりはてて、過去に演ってきたもののコピーに終始するという、もはやパラドックスさ。